ファイナンシャルプランナーのためのグラフの読み方

経済指標をあらわすグラフ

ファイナンシャルプランナーともなりますと、経済指標をあらわす色々なグラフに精通しておかなければならないと言えるでしょう。そして、グラフとは、そもそも数字の羅列を人間にとって視覚的にわかりやすくしたものですから、表の中の数字を見るよりは理解が深まるはずです。しかし、そのわかりやすさが却って誤解を招くということもありますから、注意が必要です。では、具体的にどのような間違いを招く可能性があるのでしょうか?

グラフによる短絡思考の危険性

例えば、各国の株価の動向を表わす折れ線グラフがあったとします。ここに、2011年時点の各国の株価を100として、現在に至るまでの各国の株価推移が、折れ線グラフで描かれていたとしますと、日本の株価が圧倒的なパフォーマンスの良さで値上がりしていることがわかります。ですから、このグラフだけ見ていますと、日本の株価水準は高くなりすぎたのではないかと思ってしまいがちです。そして、実はこのように短絡的に考えてしまうことが間違いなのです。

折れ線グラフのトリック

というのは、例えば、2008年の各国の株価を起点とした、同様のグラフを描いてみますと、日本の株価は各国に比べて決して高くなっているわけではないということがわかるからです。つまり、アメリカやヨーロッパの株価は、リーマン・ショック前の水準にとっくに回復しているのに対して、日本の株価はようやくリーマン・ショック前の水準に戻ってきた程度にすぎないのです。ですから、ファイナンシャルプランナーとしては、このようなグラフのトリックに充分に注意をする必要があると言えるでしょう。

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